「本気になったときがいつでも青春だ」 疾走感と情熱がまぶしい青春映画を2本立て紹介 『ボーイズ オン・ザ・ラン』他

 

 

こんにちは。平石です。ここ最近は家でよく映画を見ています。面白い作品にたくさん出会ったのでご紹介したいと思います。

さて、みなさんは青春ものはお好きですか?いや、”もの“じゃなくても青春ってなんとも言い難い魅力がありますよね。

かくいう私も青春のまぶしさから抜け出せきれずにいる奴の一人です。銀杏boysやゴイステ、ガガガSPが好きで、しょっちゅう聴いてはもう戻れない青春の日々を噛み締めています(まだ早いかしら) 。今度ブルーハーツのアルバム『THE BLUE HEARTS』を借りに行こうと思います。

音楽だけでなく映画にももちろん青春を題材にした作品はたくさんあって、その中で私がおもしれーと思ったものを2本紹介したいと思います。モヤモヤしてスカッとしてまぶしくて最高ですよ。

銀杏boys・峯田和伸主演『ボーイズ オン・ザ・ラン』(2010年/監督 三浦大輔)

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弱小ガチャポン会社に勤める田西敏行。29歳の誕生日をテレクラ(ツクナビでこんなこと書いていいんですかね)で迎えるようなうだつの上がらない男。ある日、会社の飲み会がきっかけで女子社員の植村ちはると仲良くなる。業界最大手に勤める青山くんの力も借りつつ、彼女と付き合うため全力で突っ走るが…。

29歳?青春とっくに終わってるぞ。と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、いえいえ。そんなことはありません。この作品のキャッチコピーは「男はいつでも、本気になったときが青春だ」なのです。

かっこよすぎて痺れちゃいませんか。29歳でも40歳でも80歳でも関係ないんです。ボロボロになりながら好きな相手のため本気で闘う姿には、少年の純粋さが宿っていると思います。まぶしい。

また、恋するも空回りばかりの田西には、銀杏boyzでお馴染みの峯田和伸。ハッキリ言ってめちゃくちゃハマり役だと思います。思春期のもやもやとか、峯田くんがいい感じに表現してくれています。個人的には『ピース・オブ・ケイク』の彼も大好きです。

恋しちゃったけどどうすりゃいいんだか分からなくてとにかく空回り!こんな青春のもやもやをコミカルに、一方で熱く描いたストーリーがとてもかっこいいです。田西くんのコミュニケーションの下手っぷりにも共感してしまいました。

主題歌、挿入歌も作品をさらに盛り上げているので是非チェックしてみてください。

 

人の心を動かすとは何か『スクール・オブ・ロック』(2003年/監督 リチャード・リンクレイター)

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ロックバンドのギタリストで、夢を諦めきれない主人公・デューイが巻き起こす青春の物語。お金のないデューイは補助教員の友人・ネッドになりすまして私立小学校の補助教員として働き始める。受け持ったクラスの子どもたちに音楽の才能を見出し、クラス全員でバンドバトルへの出場を目指していく…!

お堅い家庭に育てられ、自由を制限された子どもたちがロックに染まって行く様子が胸をワクワクさせます。デューイと出会ってイキイキとした表情になっていくのがみんな可愛いです。映画にはたくさんの子役が登場するのですが、演技だけでなく歌や楽器も上手くて正直驚きました。日本では大西利空くんや城桧吏くんらが今は人気ですが、日本の子役も負けてられないですね。

さて、デューイは大人になりきれていない大人という感じで我儘なところが若干目立ちますが、いい奴です。米映画のデブはもれなくいい奴という持論があるのですが、デューイも例に漏れずデブです。作中で子どもから「臭いデブ親父」と罵られるシーンには笑いました。(ちなみにその他のいいデブは『50/50』『童貞ウォーズ』『映画ドラえもん』など)

そんなダメな大人がロックで子どもたちを、子どもたちの世界を変えていく様子には思わず心を揺さぶられます。表現するものに是非見て欲しい作品です。人の心を動かすとはどういうことか、私はこれを見て学びました。

みんなで一つの目標に向かっていく感じが文化祭の楽しさを思い出させました。エンドロールまで愉快で楽しい一作です。

紹介した以外にも、爆笑必至の米コメディ『スーパーバッド 童貞ウォーズ』、黒猫チェルシー・くるり・銀杏boysのボーカルが大集合した『色即ぜねれいしょん』などもあります。みなさんも是非青春ものを探してみてはいかがでしょうか。

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