持田あきの世界

2021年9月担当のやまだです。え?今?12月、、ですね、、、

明らかに時空が歪んでます。私の中では今はまだ9月、なんならまだ私は高校生、いやもはや赤ちゃんです。バブ。遅れてしまって誠に申し訳ありませんでした。締め切りを守れる人間にはやくなりたい!

ところで、筑波ってすっごく寒いですね。2年目ですが慣れません、、皆さんはちゃんと着込んで自転車漕いでますか?ユニクロで極暖ヒートテック買いましたか?

私はもう外に出たくなくてあったかいお家に篭っています。ビバ我が家。皆さんの中にも寒くてお家に出れない、、、という人が多いのではないでしょうか?

そんな引きこもり仲間のあなたにおすすめしたい漫画があります。

「初めて恋をした日に読む話」というドラマを知っていますか?日本が誇る絶世の美女・深田恭子さんと女子は全員好きであろう横浜流星さんが主演を務めた、2019年のドラマです。

実はこのドラマ、少女漫画が原作なんですが、その原作漫画の作者が誰か皆さんは知っているでしょうか?

その作者こそが、この記事のタイトルに書いてある「持田あき」という方です!

私が小学生の頃から大好きな漫画家さんなんですが、この漫画家さんが描く漫画がほんとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーうに面白いのでおすすめしたいのです。

特に、持田あき先生の描かれる短編の漫画は極上の作品です。好きです。告白しちゃった。

ここからは、私が特におすすめする持田あき先生の作品を紹介していきたいと思います。是非とも読んでいただきたい!!!

①スイートソロウ

全3巻、毎巻3話ずつ短編が載っている短編集です。

私はこの漫画を読んで「漫画って‥芸術だ‥」という悟りを開きました。

「スイートソロウ」は、持田あき先生の世界観が一番感じられる漫画なのではないかな、と思います。

「伝言」をテーマにしたオムニバス連作で、どの作品も男女のラブロマンスを描いています。

この作品の魅力、めちゃめちゃ伝えたいのですが、読んでみないと分からん、読んでくれ!に尽きます。いやもっとプレゼン頑張れ。頑張って綴ってみます。

「スイートソロウ」を読んで私が1番衝撃を受けたことは、持田あき先生の「言葉選び」です。セリフ・モノローグが本当に綺麗。美しい。儚い。神秘的。唯一無二。言葉ひとつでこんなにもときめかされたことがあったろうか、いやない。反語使いやすい。

持田あき先生の作画が精密でとても素敵なので、絵力に引き込まれてしまいそうになるのですが、実はセリフとモノローグも同じくらい魅力ポイントなのです。

私の好きなスイートソロウに出てくる言葉を抜粋してチラッと載せさせてください。前後の文脈があってのこのセリフなので、本当はもっともっと心に染み入るんです〜〜〜〜気になってくださった方はぜひ本編を読んでみてください、、、!

「心配するな 愛さえあれば いつ何処にいたって笑って死んでいけるさ」

(スイートソロウ1巻 vol.01 「パークエリアに今夜0時」)

                        

「伝言なんて残してくれるな さよならさえもこの耳で その声を聞きたかった恋だったのだ」

(スイートソロウ2巻 vol.04 「夢の夢こそ」)

                       

「多かれ少なかれ皆 心の隙間くらいあると思います 他人の隙間埋めてあげられた時 初めて自分の隙間も埋まるんじゃないですか」                     

(スイートソロウ3巻 vol.07 「花と影のソネット」)

よ、良〜〜〜〜〜〜、、、、ちょっと読み返してきます!!!!!!皆さんもぜひ!やまだに言ってくれたらお貸ししますよ!!!!!

②ぶどうとスミレ

「ぶどうとスミレ」は小さな島が舞台の恋愛物語です。全2巻完結の割と短い漫画なのですが、私は読み終わった後あと50巻はこの島の物語を読みたい、、、、どうか、、、、、と熱望しました。

この作品の最大の魅力は、主人公の女の子が等身大で共感しかできない、リアルすぎてあれっ私この子と友達だったっけ、、?となるまで身近だということです。

1巻の前編は、一会というおバカキャラな女の子と島1番の秀才・幹という男の子の話です。2人は幼馴染。こんなんみんな好きなやつじゃん、、、、私も大好き、、、、、

一見王道に見えますがそこは持田あき先生、やっぱり一味違った「良さ」があります。一つ一つのシーンがミュージックビデオの切り取りみたいに綺麗なのです。私は一会が図書館で机に隠れて幹の足にマニキュアを塗るシーンが大好き。文字に起こすとシュールですね。

後編から2巻にかけては、島で育った元気いっぱいの可愛い女子高生・みなと(幹の妹)と島の診療所にやってきた医者の江馬先生の恋物語です。この2人が、、本当に推せるんじゃ、、、

持田あき先生が巻末でおっしゃっていたのですが、この作品のテーマは「恋と性」だそう。誰もが通る悩みだからこそ、共感できて楽しめるのではないのでしょうか。

主人公のみなとは、自分の経験不足がコンプレックスで、周りに置いてかれるという焦りや誰からも選ばれないのではという不安感で「もう誰でもいい!あたいと恋愛しようぜ!!」と江馬先生に色仕掛け(可愛すぎる)をして見事諭されます(可愛すぎる)。

この後何やかんやあって(ネタバレは一応しません、読もう)どんどんみなとが変わっていくのが読んでいてとても楽しいです。本当に、強くなって、、、涙 あれっ気持ちのポジションが友達から近所のおばちゃんみたいになってしまった。

みなとが難ありチャラ男(このキャラもめちゃ良い味出すんです、カーッ)にいうセリフで、

「女の子は触らんでも言葉がなくても 自分を大事にしてくれる人のことちゃんと分かっとるよ」

というセリフがあります。本当に、強くなって、、、(近所のおばちゃん再び)

この漫画は、読むとキャラクターと一緒に成長できる気がしてとてもおすすめです。この漫画ももちろん持っているので読みたい方はやまだに言ってください!!貸します!!そんで気に入ったら書店で買っちまってください!!!

本当はもう1作品くらい紹介したいと思ったのですが、文章量が気持ち悪いことになりそうなのでここらで締めたいと思います。ミスター・バターカップもおもいで金平糖もゴールデンラズベリーも全人間の方々に読んでほしいです。愛が重いねん。

ここまで読んでくださった方、お付き合いくださりありがとうございました!

締め切りを守れないやまだでした。

参考: https://twitter.com/aki_mochida

    http://cookie.shueisha.co.jp/story/53.html

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください