ツクマガができるまで2 取材編

企画の次は、取材編!

取材は、いわば「企画」という型の中身を詰めていくための土台となる、大切な素材集め。
企画の本質や意図が伝わるような取材にするためには?!

1.取材へ行く前に
2.取材へ!
3.取材を終えて

1.取材へ行く前に…

企画、企画担当者が決まったら、いざ取材!
といきたいところですが、何の準備もせず、取材相手に突撃するわけにはいきません。

というか、そもそも取材相手が決まっていない場合だってあります。企画内容だけ決めて、さぁ、誰に取材しよう!、と。

誰に取材するかは、大事なポイントの一つです。それによってどんな内容になるか変わることだってありますので、企画の趣旨・内容に適した人を探します。
その場合は、C4のツイッターで呼びかけたり、知り合いの人に直接声をかけたりします。(ここで人脈が役に立つ場合も…!)

企画参加者や取材対象が決まったら(元々決まっている場合はここから)、取材先にアポを取ります。

とある人にインタビューしたり、複数名で対談してもらったり、形はいろいろ。

取材日程や場所を決めたら、次は、質問することを考えます。
テーマや企画の趣旨に立ち返って、聞きたいことを決めておきますが、必ずしもガチガチに質問を固めておくことがいいとは限りません。取材中は臨機応変に対応する必要があるので、企画方針がブレないように、質問内容はある程度決めておくという感じ。

ただし、質問によって相手からの答えが変わってきますから、聞き方(質問のしかた)は大事。あらかじめ考えておく必要があります。

また、人に話を聞きに行く、というのではない取材方法もあります。

例えば、不特定多数の人に、企画に参加してもらう方法。アンケートのように多くの人に答えてもらう企画は、大学構内に用紙を置いたりツイッターで呼びかけたりします。

(画像はツクマガvol.19の『この字、書けますか?』の漢字テスト(左)、『#あなたのモジレキシ』企画参加者募集ツイート(右))

2.取材へ!

いざ取材の日!

取材の始めは挨拶から。企画に参加・協力してくれたことに感謝して、取材を始めます。

冒頭で言った通り、取材は「企画」という型の中身を詰める大切な素材集めです。それなので、テーマや企画の趣旨からズレた素材を集めたら、その後の詰め作業(文章やデザイン)もズレていってしまいます。取材中も、常に企画趣旨を意識することは大事です。

とは言っても、身構える必要はありません。

人にお話を聞きに行く形の取材方法であれば、大切なのは取材相手と楽しく対話することです。
もちろんただ話をしていればいいというわけではなく、企画趣旨を念頭に置きながら話を聞き、その中で出てきた気になることや予想外の答えに突っ込んでいきます。そうすることで、一問一答のような形ではできない話の広がり、新たな視点や発見がうまれます。

取材相手同士で対談してもらうときは、編集部はあくまでも話の流れづくり。
会話に入りすぎても、相槌を打っているだけでもいけません。この絶妙な立ち振る舞いが難しいところ。

それほど長くない取材の場合は、内容を書き留めながら話を聞きますが、基本的には、取材内容は録音しておき、あとでそれを聞きながら文字おこしをします。

そして取材中に撮影も行います。

取材の様子を、内容を、紙面を通してビジュアルでもお伝えするために、大切な要素です。写真はカメラを持っているメンバーが撮ります。
取材者本人が撮影することも、撮影要員が同行することもあります。

内容にもよりますが、取材は大体30分~1時間程度。お話していると楽しいのであっという間に時間が過ぎていきます。

そしてついに取材終了の時間。企画に参加・協力してくれたことに感謝して挨拶で終わります。

3.取材を終えて

取材を終えたら、内容をまとめ、写真を整理しておきます。

まとめた取材内容は、各企画担当者で共有し、次の文章作りにつなげます。
ツクマガ制作の連絡は Slack で行っているので、企画ごとに立てたチャンネル内で内容を共有。

写真はGoogle Driveにあげて、こちらも共有します。このあとは各企画のデザイン担当者の元へ。


最後に、取材を、冒頭とは違う視点で(大袈裟に)まとめるとしたら、未知の世界との遭遇です。
普段人と会話するのとは別の、このツクマガの取材という形で人と話すことで、自分が知らないことを知れる、新しい発見があることが、取材のやりがいです。
例え普段お話している人に取材したとしても、いつもとはちょっと違うトピックで話をしているので。

とにかく、取材という形で人と話すのも楽しいよってことです!

そしていよいよ次は、文章を書いていきます…!
というわけで文章編へ続く!

取材編担当はいちかわでした。
こんな文章を読んで下さった心優しいみなさん、ありがとうございます、!
ほかの4編は面白いので、是非!

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