文化部 – 微笑みの国から

“文化部”はC4メンバーがオススメの本や映画、舞台などを紹介するコーナーですが、今回は少し変化球、異文化紹介です。ご紹介するのはタイ文化。東南アジアに位置し、微笑みの国と呼ばれるタイについてです。

なんでタイ?と思うかもしれませんが、実はわたくし、タイ留学中。同世代のタイ人大学生と交流する中で、面白いと思ったことをリアルタイムのタイから、ご紹介します。


3rd Gender

第三の性。やはりタイと言えばこれです。つまりは、男でも女でもない方々。一括りに第三といってもいろんな性があります。ゲイ、トンボーイ(女の子が好きなの女の子)、レディボーイ(日本でいうニューハーフ)、バイセクシャル…などなど、本当にたくさんの性があるんです。僕はかつて友達に、「今日来る先輩なんだけど、性別が説明できないんだ。とりあえず気をつけて」と言われたことがあります。また、飲み会の席でタイ人6人と盛り上がり、話が暴露大会に発展したことがありました。「実は私…」とみんな性を次々暴露してくれたんですが、結果6人中6人が見た目とは正反対の性だったことがあります。その時はかなりのカルチャーショックを受けました。でもそれがタイではスタンダート。社会から快く受け入れられ、独特の雰囲気を醸し出しています。


空前の日本ブーム

タイは親日国家として知られています。そして今、タイではジャパンブームが到来中。邦画や漫画はもちろん、アイドル、日本食も凄まじい人気です。特に2017年に活動を開始したBNK 48はもはや社会現象。例え初対面の男子でも、推しメンの話をすればすぐに親友になれます。大学生がよく知っている日本語は“おにぎり” “柴犬” “秋葉” “植物物語” 等々。また、日本人です、と言うだけで異性からの評価は標準以上は間違なし。日本で言うアメリカのような感じでしょうか。日本でどうしても彼氏ができない、彼女がいない歴なら誰にも負けないと言う方、タイがチャンスです。


タイ式恋愛いろは

上の文章を読んでタイに来た方に、タイ人の恋愛事情をお教えします。日本と違う点、面白い点を列挙すると…

①交際期間が長い。2年以上は当たり前。

②初デートは映画館かショッピングモール。

③初デートのご飯で食べ放題に行くのは厳禁。

④男が奢るべし。

⑤告白は90%、男から。

⑥恋人間での呼び名はdarlin, honey。

⑦束縛が強い。

こんな感じでしょうか。日本のように付き合って3ヶ月で別れたりすることはあまりありません。平気で6,7年付き合ってる人もいます。③の食べ放題ですが、友人曰くいきなり食べ放題に連れて行くのは下品だそうです。タイにはしゃぶしゃぶや焼肉の食べ放題がたくさんあります。付き合ってから行くようです。社会の階級システムは日本と似ていて、男や目上の人が奢ります。タイは物価が安いのでガンガン奢りましょう。そもそも第三の性が多いのでなんとも言えませんが…。男子が彼女のことを「子豚ちゃん」「子馬ちゃん」と呼ぶこともあります。可愛い存在の象徴のようです。

そして、タイ人束縛強いです。ラインの返信の速さは凄まじいです。文字通り秒で帰って来ます。返信の間隔を空けすぎないように気をつけましょう。

また、モテる男子、モテる女子の特徴も紹介しておきます。

<モテる男子>

・日本人

・背が高くて色が白くて清潔感がある

・工学部

・車持ち

<モテる女子>

・日本人

・セクシー路線

・人文学部

・たれ目よりつり目

・髪の毛はショートよりロング

・矯正をしている子

日本では工学部というとガリ勉イメージがありがちですが、タイではイケメンパラダイスのように扱われています。スポーツの学部対抗戦も、工学部の試合には大量の女子が見に来ていました。女子の髪型は、ショートだと先述のトンボーイのように思われてしまうそうです。また、タイに来ると矯正をしている女子が多くて驚きます。内容は個人的経験と現地人へのインタビューに基づいているので、もちろん個人差はありますが、こんな感じです。


いかがでしたでしょうか。タイはあまり馴染みのない国かもしれませんが、筑波大学にはたくさんのタイ人留学生がいます。この記事を話の種に、話しかけてみてはいかがでしょう。タイは微笑みの国と呼ばれるほど、みんな気さくで優しいです。きっと飲み会に誘われます。暴露大会などをして、カルチャーショックを楽しんでみてください。

文責:鶏

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