学校であった怖い話

暑いですね。

残暑なんて言いますけど、実際の冷気と熱気の比率は3:7なんじゃないかとか考えてしまいます。ああ暑い。3:7ってそれはビールの泡やないか〜いとか、寒い事考えてないと熱中症でお墓にチョッコーです。

しかし近年温暖化が進行している中で冷房付けるのも気が引けますよね。

そんな聖人ばりの心をお持ちの皆さん、ベタな提案ではありますがホラーゲームで残りの残暑を乗り切ってみたりなんていかがでしょうか?

グロテスクな表現が苦手だったり、そもそもゲームが苦手なアナタも大丈夫。

1995年発売、バンプレストによるSFC用ソフト『学校であった怖い話』は、ホラーゲームでありながら選択肢を選びつつ話を進めるだけのノベルゲーム。怪談噺を聞く感覚で気軽に遊べます。

テレビショッピングの定型文のような紹介はさておき、私の稚拙な語彙ではこの名作を上手く紹介できないので数人ゲストを呼びました。

特に意味はないです。推しは荒井昭二です。

 

 

左から 新堂誠  荒井昭二 風間望  細田守 岩下明美 福沢玲子  日野貞夫

 

『学校であった怖い話(以下、学怖と呼びます)』は主にこの7名とプレイヤーを主軸に話が展開されていきます。推しは荒井昭二です。

あらすじは以下の通りです。

ちなみに推しは荒井昭二です。(引用元 https://www.nintendo.co.jp/wii/vc/vc_gkh/ )

このように、主人公の坂上修一は胡散臭い部長に半ば強制的に押し付けられた七不思議の調査をすることになります。かわいそう。

集まったクセの強い語り部6人から話を聞く訳ですが、「どの語り部」が「どの順番」で話すかによって、教えてくれる怪談の内容が変化します。単純計算で36パターンですね。ワオ。しかも隠しシナリオもあったりします。ワオワオ。

 

七不思議 と銘打つだけあって、語り部6人全員から話を聞き終わると、勝手に「7話目」が始まります。

この7話目が学怖の本髄といっても過言ではありません。ということでシナリオ一覧がこちら。(引用元 http://www.akkan.sakura.ne.jp/gakkou/scenario-g.html)

何だか画像を引用してばかりですが、そうでもしないと私によって読破までの所要6時間のマキシマムザ文章が作り出されてしまいます。ね、困りますよね。

話を戻しますが、つまるところ諸々合計で50シナリオ。

その中で私が特に好きなのは新堂誠の7話目「殺人倶楽部」です。簡単に説明すると

①図書館に連れていかれ、呪いの本を持たされる

②意識が遠のく

③目が覚めると目の前に新聞部長の日野と6人の語り部達が

④なんと彼らは人を殺めて楽しむ倫理欠落者!

⑤主人公、遅効性の毒を飲まされる。ちなみに部長の靴舐めない、殴る、等の抵抗をすると毒の効果が早まります。鬼畜!

⑥学校中走り回って解毒剤を探す。その間にも、日野達は容赦なくボコスカ刺したり殴ったりしてくる。

突飛な設定ですね。ちなみにこのシナリオをクリアするだけでも10時間ほどかかりました。

文字通り、学校中を探させられるためです。

ちなみに行動できる範囲だけでも以下ほどの選択肢があります。

赤でラインを引いてある箇所‘‘のみ‘‘がクリアのために選ぶ必要がある選択肢です。

それ以外はぶっちゃけ行く必要ありません。

ここで注目していただきたいのが、教室の項目です。7室×4階=28室中、28室が行く必要ありません。100%無駄足です。10割、100分、1000厘無駄足です。

ここを隅々まで調べた暁には、制限時間オーバーで主人公がお陀仏、よってゲームが強制終了します。南無。

一方で、教室の机を覗くことで得られるモノもあります。呪いの手紙とか。敷き詰められた画鋲とか。

 

ここまで作品を貶めるような事しか書いてませんが、前述の内容でお察しいただける通りとにかくボリュームが「ぱねえ!」というカンジです。死語ですか?どうもすみません。

もちろん、ボリュームだけではありません。

ゲームとしては異色な実写画像によるキャラクタースチル、コミカルな内容から恐ろしさに戦慄してしまうような話、更には親子の心温まる感動系ストーリーまで揃えられたシナリオの幅など、『学怖』には魅力が盛大に詰まっています。

 

余談ですが、というより余談しかない記事ですが、学怖は実写からイラストにスチルを変え、何作か続編が出ています。

最近、シリーズ最新作として『学校であった怖い話 新生』が発売されました。

個人的おすすめはPCでプレイできてスチルも綺麗な『学校であった怖い話 特別編』です。

加えて、コミカライズもされています。続編執筆にあたりクラウドファンディングが行われていたわけですが…

2015年時の私はただただ通帳を見つめることしかできませんでした。

 

 

なにはともあれ、『学怖』は3DSやWiiUのe-shopで購入できます。3DSとか、ましてやWiiUなんざ持ってねえよ!という方!

ファミコン時代の学怖は定価11800円でした!

いまや3DSやWiiUは中古なら3000円あれば買えます。学怖ソフトは800円です。

つまり8000円もおトク!買うしかないですねこれは!!!!

では私は増税前に買ったswitchで遊んできます。

一句できました。

落単の 鐘が鳴るなり 年度末

switchは中止して子規に謝罪してきます。それでは。

 

文責:おかだ

 

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