かんざしのススメ
2018年春。私の決意。
「大学4年間、かんざしで過ごす」
決心しただけでなく、実行してみました。
それから3ヶ月が経ち、かんざしをつけて生活をする上でいいこと、困ることを書いてみようと思います。
まず、いいことから。
すぐに人に覚えてもらえます。「あー、かんざし挿してる夏子ちゃんだよねー」みたいな。そもそも私のかんざしをつけるうえでの狙いはこれだったため、作戦成功ですね✨筑波大学は高校に比べると段違いに人が多いため、とにかく人に覚えてもらいたいと思ったときに思いついたのが、かんざしでした。
そして、朝、髪型に悩む必要はないんです。またはヘアアクセサリーに悩む必要がない。自分の中で「これ」というスタイルを決めておけば、他のことに迷う余地はないので、「どーしよー」と朝に慌てることもないんです。
さらに、話のネタになります。自己紹介するとき「かんざしつけています」と言うとまぁまぁ人に突っ込んでもらえるし、初対面の人との会話のきっかけにもなります。しかも「器用だねー」って褒めてもらえます。実はかんざし挿すのってそんなに難しくないんですけどね。
さらにさらに、髪の毛が邪魔にならないんです。私は基本的に髪の毛をまとめた方がすっきりしてて好きだし、気持ちがシャキッとするんですよね。これからどんどん暑くなる中、髪の毛が邪魔にならないというのは、なかなか気持ちのいいものです。
…こんないいことずくめに書いてみたのですが、もちろん困ることもあります。
まず、真っ先に言いたいのは、崩れやすいという事。走るとゆるんだり、もっと言うと大学構内を自転車で走っていると、段差の衝撃で崩れちゃったりします。なので運動部にはお勧めできないですね…
→ちなみにかんざしショップの店員さんに解消法を聞いたところ、二本差しをするとかなり強度が保たれるとか…
頭皮が痛いです。ぎゅっとさすのでかなり頭皮が引っ張られます。またささり方がうまくいっていない日は頭痛までします。自分で試行錯誤しながら、ちょうどいいきつさを追い求める必要があります。
→慣れてくれば、問題ない!
それから、私が今一番困っているのが「私は相手のことを覚えていないのに、相手は私のことを覚えてくれている現象」の勃発です。これは非常に困る。私の物覚えの悪さが原因という説もひそかに浮上していますが…
→自分が人の名前覚えるのを頑張ればいい話!
こんな感じで、入学してから今日までの私のかんざし事情を書き連ねてみました。
このエッセイを一言で表すと、「かんざしはいいぞ」に尽きますね。
しかしながら、こうして私が宣伝しまくると簪女子が増えてしまい、希少性がなくなるので、小声でそっと宣伝することとします。
文責:TKT
[…] 連載 […]