松見エリア

このエリアは、中央図書館や1学、2学がある場所から松美池の辺りまでを指します。学生が往来し大学内でも比較的発展してるイメージのあるこのエリア、果たしてどんな生き物に出会えるんでしょうか。


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カルガモ(親子)


体長:約50cm タイプ:ひこう
出会える場所:天の川、松美池
危険度★☆☆☆☆
レア度★☆☆☆☆

春になると天の川に毎年やってくるカルガモの親子。新入生に癒しを届けてくれますね。カルガモは1年で卵を生めるまで成長するので、あなたが2年生の時に見たお母さんカモは、1年生の時に見た赤ちゃんカモなのかもしれません。「たった1年でこんなに大きくなって…」と、褒めてあげましょう。そして、1年前から全く成長していない自分を見つめ直しましょう。そう、“天の川にカモの親子いた!”って去年も今年もtwitterに動画を呟いた君、君に言っています。

カルガモの親は繁殖密度が高くなると、自分の子供を守るために他の家族の子供を殺すそうです。カルガモの子殺し、なんて呼ばれますが、可愛い見かけとは裏腹に意外な一面を持っていますね。自然界は厳しい。僕はこれを知ってからしばらく、親子丼を食べる時にカルガモの親子を想像してしまって悲しくなりました。


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モグラ(アズマモグラ)


体長:約20cm タイプ:じめん
出会える場所:大学内の森 大学中央バス停付近に多数のモグラ塚有
危険度★☆☆☆☆
レア度★★★☆☆

モグラは土の中に住んでいるのでなかなか見る機会はないと思います。土がモコモコしている場所があったらそれはモグラ塚と言って、モグラの巣がある証拠です。稀に地上で発見されるとこれが結構かわいい。非常に愛くるしい彼らですが農家にとっては畑を荒らす最大の敵。地中に潜伏し、夜間に奇襲攻撃を仕掛けてくるモグラへの農家の怒りは、稲作が始まった弥生時代から絶える事はありません。モグラポケモンであるディグダのポケモン図鑑にまで『そだてるやさいの ひんしゅに よっては のうかに がいを なす』と書いてあるほど、人とモグラの間の溝は深いのです。

そこで今回はみなさんにとっておきのモグラ対策をお教えします。それは巣の周りにガムを置く事。モグラは、うまそうだなーってガムを食って呼吸困難で死んでしまうそうです。モグラ属が「あ、ガムって吐き出すタイプのお菓子なんだ」って気づくまでは有効かもしれません。


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カブトムシ クワガタムシ


体長:約10cm タイプ:むし
出会える場所:大学内の森 白い街灯の下 ループのバス停
危険度★☆☆☆☆
レア度★★☆☆☆

大学内で簡単にカブクワに出会えるのが、筑波大学の大きな魅力のひとつだと思います。夏の夜ループをランニングすれば必ず1匹は見つかるはずです。クワガタはコクワガタ、ノコギリクワガタが多いです。

筆者の友人のM君はクワガタを取るために大学内を周ってゆかりの森や宝篋山まで行く、といういかにも無駄な移動を夏休み中毎日していました。そして膨大な数のクワガタを集め一匹一匹サイズを測り、統計ソフトで分析していました。変態です。また別の友人S君は一ノ矢でカブトムシを大量に集めてオープンキャンパスで配ったり生物資源のラウンジに放したりしていました。テロです。やめて欲しいです。もはや虫を食べるサークルもあります。二学にはそんな愉快な人たちがたくさんいます。一学や体芸の人も、北まで来て一緒に昆虫採集してみてはいかがでしょう。