つく日2019/03 小さな発見inカナダ

文:はらこ

 

初めまして、上原子です。「かみはらこ」と読みます。突然ですが、今カナダにいます。せっかくなので、ここで思ったことを書こうと思います。

いろんな人いすぎ

単純に人種の多様性に驚きました。皆さんは今まで人種の多様性に驚いたことってありますか?私はなかったです。

どのくらい多様かと言いますと、来て2日目の私がカナダの人に道を聞かれるくらい。「ええ〜聞く人絶対間違ってるよ〜」と思いながら、優しいので一緒に考えました。

日本だと、絶対見た目が日本人じゃない人に道を聞くことってないと思うんですよね。写真撮るのを頼むのにも、できるだけ日本人を探すじゃないですか、観光地とかで。

もともとの人種ってどういう系の見た目なんだろうかって思うくらいにここには肌の色も、目の色も違う人がいます。今カフェで座ってこれを書いているんですが、前方には中国系のアジア人、斜め前には美男美女の欧州系のカップル、右には石油王かな??ていう感じのおじさまがいます。

見渡すと当たり前のように様々な人種の人が目に入る景色、とっても新鮮です。中学校の社会の教科書で「アメリカ合衆国は『人種のサラダボウル』と呼ばれています」という文を読んで、14歳の私は「え、誰が呼んでいるんですか?」と思ったのですがまさにここはサラダボウル。カナダのいいところなんですが、日本もサラダボウル化して欲しいかと聞かれれば複雑になってしまう私のこの感情は、日本人共通なのでしょうか。

みんな片手に飲み物持ちすぎ

通りすがる人の片手にカップを持っている率に驚きました。みんな当たり前のようにコーヒーを持ち歩いています。

それに比べて日本はあまりコーヒーが浸透していないですよね。カナダでは大学内でも簡単にコーヒーが売店で買えちゃいます。日本では「飲み物を買う」というと、自動販売機でペットボトルがもっとも無難な気がしますが、それでも日本人は勿体無いと考えてしまうのではないでしょうか。

お出かけしていても、しっかりした私の友人のカバンからは水筒が出て来ます。カナダでも水筒(タンブラー)を持っている人はいるのですが、その中身は大体がコーヒーショップで買ったコーヒー。

……もしかして日本人って飲み物に興味がないのでは?

コーヒー好きな人ってお豆や淹れ方にもこだわりますよね。イーアスのKALDYにもたくさんのお豆が並んでいます。紅茶にもいろんな種類の茶葉があって、紅茶屋さんに行くとかわいいパッケージに包まれた茶葉を、香りも比べたりしながら選ぶことができます。

あと最近はやりのタピオカミルクティー。初めて行った時はミルクティーの種類の多さに戸惑いつつ、ウーロンミルクティーの美味しさに感動しました。今まで私にとってのミルクティーとは「午後の紅茶」のことだったので、自分の認識を覆さざるを得ませんでした。こんなにミルクティーにも種類があるのかと。烏龍茶や鉄観音茶にミルクを入れた天才がいるのかと。

それに対して、日本のお茶といえば緑茶ですが、その茶葉にこだわったことってありますか?緑茶の茶葉が並ぶ店に足を踏み入れたことってありますか?お店に行ってカップで緑茶だけを買い求めたことはありますか?

なかなか珍しいと思うんです、飲み物で緑茶にこだわる人って。

飲み物を買うことに対してのハードルの高さの違いを、海外に行って感じます。スタバやタピオカのブームによってだんだん「飲み物にお金を払う」ということのハードルは、日本でも下がっているとは感じますが。

これも日本人のもったいない精神なのでしょうか。

 

 

だいぶ偏見も混じっているのですが、びっくりしたな〜と思ったことからの考察を書いてみました、ありがとうございました。

 

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