つく日 2019/2 「平成とつくば」

文:酒井

 

平成最後の〇〇…なんて言葉をこの一年よく聴きましたが、いよいよ平成時代の終わりまであとわずかとなりました。実は我々が住むこのつくば市が誕生したのは昭和62年、平成が始まる約1年前です。大学ができたのはもう少し前ですが、つくば市はこの平成時代とともに大きくなってきたと言っても良いでしょう。平成元年は約11万人だった人口も、今では2倍以上の24万人。時代の終わりに即して、平成のつくばを少し振り返ってみます。

まずは起こった大きな出来事を時系列に見てみましょう。


平成2年  中央図書館・県つくば美術館開館

平成4年  ゴミ収集、市指定袋に切り替え

平成8年  市内に隕石多数落下

平成11年   国際会議場オープン

平成17年      つくばエクスプレス開業

平成19年   「つくば」ナンバースタート

平成20年     iiasつくばオープン

平成23年      東日本大震災発生(つくば市震度6弱)

平成24年      竜巻発生(筑波地区・大穂地区に甚大な被害)

平成27年       Biviつくばオープン


つくばエクスプレスができたのはほんの十数年前ということですね。それまでは高速バスしか東京に出る手段がなく、まさに陸の孤島だったそうです。それよりもつくばに隕石が多数落ちていたなんて。jaxaがあるのが関係しているんでしょうか…?筆者も初めて知りました。

こう見ると災害が多い時代でしたね。巷では茨城南部は地震の巣なんて呼ばれています。次の時代の年表に悲しい災害が載らないことを祈るばかりです。


せっかくなので大学周辺の変遷もチェックしてみましょう。以下は2003年の桜の地図です。

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半分以上のお店が今はもうないですね。カワチやカスミはありますが、松屋がある場所はケーキ屋さんがあり、今のガストはバーミヤンだったようです。現在100円ショップがあるところはマツモトキヨシだったんですね、昔からドラッグストア激戦区なのでしょうか。個人的には書店がなくなってしまったことが残念です。

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こちらは天久保3・4丁目の地図です。百香亭、千香華味はありません。ループに入る交差点にはホテルがあったようです。昔から続くお店の方にお話を聞くと、平塚線の銀杏並木もかつては苗木だったそうですよ。

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最後に天久1・2丁目の地図を紹介します。今は全国から姿を消してしまったサンクスの姿を見ることができます。お袋さん弁当もあります。昔はつくばで数店舗経営していたようですね。今ある店舗の内装や位置などは昔の店舗の影響を受けているものが多いです。ちょっと前の歴史を考えながらつくばを歩いてみると、新しい発見があるかもしれません。

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