冬がきました。サドルや椅子や便座など座る場所何処も彼処も冷たくて、尻が瞬間冷凍されているのでは?と感じざるを得ないこの季節。私は臀部に組み込まれたセンサーで季節を判断するプログラムを導入しているので、春には新緑の芽吹きを、夏には照りつける陽の光を、秋には大地の豊かな恵みを、日々尻で感じています。
お久しぶりです。
急にお久しぶりです、と言われても困りますね。すみませんでした。
改めまして、当方は、以前つく日のコーナーにて「帰省っぽい持ち物~KPM~」について長ったらしい文章をツラツラ書いた挙句、迷彩柄のゴルフボール以上に役に立たない結論で〆た、大陸史上最悪の記事を生み出した人間です。
記事がアップロードされると同時に、私はC4からアンインストール(つまり破門)されるんだろうな〜…と涙を零していた次第ですが、厚い慈悲により残留することができました。
で、この度わたくし、再び印象的なつくばっく通称:impression TSUKUBACKを致しましたので、再びラレ破門をかけたチキンレースに身を投じようと思います。(※ラレとは単語をムリヤリ受動態にする魔法の接頭辞です。)
ちなみに、記事としてのナニかがグレードアップしたので今回は画像付きになります。大陸史上最悪の記事が惑星史上最悪の記事に昇華するのですから、どちらかと言えばグレードダウンの方が正しい。
さておさらいです。筆者は、KS線・TAP線(東武アーバンパークライン)・TXを使って帰省、つくばっくをします。通勤通学でお疲れの方々がごった返す中、クソデカバッグをぶら下げた芋が突っ立っているという大迷惑シチュエーションが隔週月曜日の早朝にクリエイトされている、というのは皆様もう既知のことかと思います。とは言え現在は月曜1限がありませんので昼間に帰ることが多いですが。
前回の「帰省っぽい持ち物~KPM~選手権」ではこのつくばっくの際に持っていた荷物達を勝手にエントリーさせ、中でも、幼児用お茶碗や冷凍ご飯などの強豪を出し抜き、下駄箱が見事KPMの王者と相成りました。
第二回は前回と趣旨を変え、僭越ながら「帰省っぽい現象~KPG~選手権」を開催させていただく運びとなった次第でございます。タイトルの通り、如何に「こりゃ帰省中に起こりがちな現象だわ~!!パねえ!」と思わせられるかだけを競う、シンプリスチックかつイージーかつプレーンでベーシカリー、そして何よりフーッリシュな──────、全米があまりのくだらなさに震え慄くこと請け合いの企画です。
すでに900文字近く書いているにも拘らず未だ前座の段階です。言うなれば400字詰め原稿用紙二枚分の序論を書いています。狂気の沙汰。このままではC4解任決議にかけられてしまいますので、さっさと本題に移りましょう。
とにかく、気になったわけです。帰省中っぽい現象とは何なのか。
ということで(どういうことで??)、最近の帰省中に遭遇した現象を以下に挙げてみます。
①ゴキブリみたいなゴミ
②異世界
③死体運び人
④ゴミ山「おかえり♡」
言うまでもないですが、これは薬物中毒者の日記などではありません。健全が代名詞でもある私には幻覚などのヤク中症状など一切あるわけがないのです、決して。
110番にダイヤルしかけているその手を今すぐ止めてください。
では個々に触れていきましょう。まずはゴキブリ。字面が最悪ですが逃げないでください。耐えてこそ漢。漢気、見せろ。

ちょっとした黒いゴミや汚れが虫に見えてしまうことは誰にでもあることです。先日の国による一斉調査では、虫見間違いによる死傷者が信号無視での事故による死傷者を上回った、と公表されています。
流石にこれは冗談ですが、私が地面に落ちている枯葉をゴキブリと見間違えて絶命・昇天・堕獄の3コンボを決めそうになったことがある事実に変わりはありません。
てなわけで文句無しのKPG!5点!
次に異世界。私は異世界転生ネタが所謂”””地雷”””な種類の人間なのですが、一瞬本当に「俺、芋太郎18歳は通学途中事故に遭い、気がついたら知らない世界にいた・・・」なんて定番のプロローグが脳内をよぎりました。だってだって、みてくださいこれ!

ここは何処?私は誰?つくばエクスプレスなんてけったいな名前やめて「雲の上急行」とかにするべきです。あまんきみこ感が拭えませんが。(筆者は車のいろは空のいろの大ファンです)
トにもスケにもカクにも、帰省=異世界転生とまことしやかに囁かれている今日この頃ですし、まさにこれはKPG。5点!
どんどんいきましょう。お次は死体運び人です。
読んで字のごとく、実家から、つくばまで延べ2時間の道を、死んだ顔した人間が死んだ人間を運びました。
というのは流石に冗談ですが、職質スレスレの姿~フシンシャスタイル~であったことには変わりありません。
と言っても、先日愛用していたキャリーケースが大破したので仕方なくボストンバッグを使っただけ。パッと見パッと聞き、ここまでは問題ありません。そのボストンバッグの見てくれがまさに問題中の問題、つまり大問題なワケです。
使い古されたそのバッグは底面やら側面やらが汚れ、極めつけには「名前」と「地名」がマジックで堂々書いてあるのです。
これを見た一般のピーポ君どもなんかは、「あいつは××県で◯◯を縄で絞めて運んでる最中らしい」なんて考えてしまうことは必至。私は必死。
これも有無を言わさずKPGですね。5点!
最後はゴミ山の「おかえり♡♡」ですが、これは写真をまず見ていただくのが手っ取り早いかと。
私は宿舎に住んでいるのですが…つまり玄関を開けた瞬間目に飛び込んできた光景が…

こりゃ酷い!もしかして、前回担当したつく日で「この記事を不快に思われた方は私のポストをゴミ箱にしてください」なんて言ったからですか?
そりゃ誰しも、帰宅して玄関をくぐると可愛いお嫁さんが割烹着にお玉もってて「おかえりなさいアナタ♡♡先に私?それとも私?」なんて聞かれちゃってドキドキドキーーーーッ!!なんてしちゃってウフフフーーーーッ!て感じでしょうが、だとしても、だとしても…!
早口で喋って疲れました。オタク特有の難病です。一生、死ぬまで治りません。
結局のところ、イケモテには可愛い嫁が出迎えに、ゴミ芋にはゴミがお出迎えというのは自明の理、至極当たり前のことなのかもしれません。むしろゴミだろうとお迎えしてくれるだけ有難いと考えるべきです。ゴミ最高、ゴミ最高、ゴミ最高!
ゴミ山のなんとKPGたるや(15点)
さて、ここまでの文章、歯医者のチュイーンより読むのが苦痛だったことでしょう。お疲れ様です。やっと序論・本論・結論でいう結論のお時間です。(9割オマケのような文章でしたが。)
…と、ここで1度おさらいしましょう。
①ゴキブリ…文句無しのKPG(5点)
②異世界…まさにこれはKPG(5点)
③死体運び…有無を言わさずKPG(5点)
④ゴミ山…なんとKPGたるや(15点)
あれ…?全部KPG・ファイブじゃないですか。うわあ偶然。
5段階評価ですので、全部が5点になるのは1296分の1です。宇宙が生まれるレベルの偶然と言っても過言ではないでしょう。もしかして私、宇宙を創成してしまいましたかね…?ウ創に転学することを視野に入れておこうと思います。
さて、余談も挟みつつではありましたが、厳正な選考の結果、最終結果が出ました。もう皆さん予想していただいている通りです。
帰省中に起こった現象なのだから何もかもがKPGであることは当然のキワミ。
ということで、もちろん優勝は……
④のゴミ山です。
遺憾に思った方。
よく見てください。ここですここ。

不自然な、空白が空いていますでしょう。
反転してみると………あっ!これはたまげた!

実は15点でした。
(※iphoneやiPadでお読みのインテリジェンスな皆様は、白抜き部分をコピペして読むなり、左上の4本線からリーダー表示するなりしてお読みください。)
白抜きの文章には気をつけましょう。案外闇が詰まってたりします。(白抜きなのに!なんちて!)
帰省っぽい現象とは何か?という問に対して「全て(強いて言うならゴミ山)」というチリクズ以下の解が導き出されましたが、今回はそれを上回る知見を得られました。
皆さん、時間は大事に使いましょう。
そして、反転文字には気をつけましょう。
以上です。
【閑話】
4月。知り合いがまさに皆無のコミュニティにぶち込まれた私は(ほとんどの人がそうでしょうが)、それこそ虐められるのでは、とか、友人の1人も出来ないまま蒸発するのではないか、等とりとめのない心配に明け暮れていました。
猫は流動体であるという論文を先日読みましたが、人間も、ある意味で流動体です。つらいつらいと騒いでいる間に、新環境にも適応し始めました。それでもやはり、つくばっくの際にはKPMだのKPGだの、くだらないことを考えてないと家へ引き返してしまいそうになるのです。保育園に預けられた子供が、出勤しゆく母親を追うようなのと変わりません。
私は、同じC4に所属する友人と2人で、事務所で作業をして夜を明かすことがしばしば。つい最近も、直近の課題が終わらず徹夜を決行しました。飲んだり食べたり歌ったり────最早それらがメインイベントなのでは?という具合でしたが。
その日、優秀な友人は先に課題を終わらせ、一足先に帰宅。そして、私もいざ帰ろうとふと食器を洗っていると、あることに気が付きました。私に渡されたスプーンは、所謂カレーやスープを食べる時に使うようなもので、彼女が使っていたのは計量スプーン。これが幻覚だったら羞恥のあまり首を吊りますが、徹夜明けでしたので、ささやかな気遣いに1人で感傷に浸ってました。うわキモっ。
とにかく、オールカラオケも、事務所オールも、空きコマに宿舎に籠るのも、実家暮らしではなかなか体験できなかったはずです。(綺麗に丸め込んでますが中身はスッカスカの文章であるのがよく伝わってきますね。)
そう考えると、案外つくばで暮らすのも悪くないかな、なんて思ったりしませんか。
少なくとも私は、そう感じるのです。
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