お久しぶりです。
唐突に「お久しぶりです」と挨拶を始める時点で、もう誰だかわかったんじゃないですかね。
その通りです。私です。
例の、つく日で私情が500%混じった意味不明な選手権を開催する、変質者です。
今回も例に漏れず、とある選手権の模様をレポートしていきたい所存。
とはいえこのご時世ですから、「帰省っぽい○○」というテーマには残念ながら沿えませんでした。
仕方なし。 昔の言葉で言うと、せむかたなし。高校で習いましたね?覚えてましたか?
…いや、日本有数の名門国立大学に通学してらっしゃる優秀な皆様方に置かれましてはこのような単語くらいそりゃ覚えてますよね。すみません、失礼でした。
そんなこんなで、「帰省できなくてまじせむかたなしだわぴえん卍」状態だった私の元に、ある日イッポンの電話が。
◇…もしもし。
◇…宅急便ですが。オカダさんでしょうか。
◇…玄関先まで出ていただけますか。
◇…ガチャン ツーツーツー…
普段から滅多に通販を使用しない私の元に、心当たりのない宅急便。
本当は心当たりがあるはずなのに忘れていただけの宅急便。
開けてみると、鹿児島に住む祖父母からの仕送りでした。
あっ!!
うわピッカンひらめいたわこれ!!
こんな経緯で、
「第1回 仕送りっぽいモノ選手権」を僭越ながら開催させていただきます。
そしてスムーズな司会進行の為に、今回も「仕送りっぽいモノ」を「SPM」と表記します。
さて、今回の選手ですが、候補として名を挙げたのは次のもの達です。
(立候補がない、つまり記事に載せるには都合が悪かったモノたちは残念ながらダンボールでお留守番です)
- 南国おかし
- はちみつレモン寒天
- 白花豆の群れ
- きぬさや
さすが強豪ぞろいですね。
3番の白花豆は、好物ブロックの名門ですし、はちみつレモン寒天も菓子ブロックの伝統です。
さて、相変わらず導入に500文字使うというアタマワル=キジですが、個々の紹介はハイスピード・ハイテンポ・ハイリズムの3高でいきたいと思います。
⒈南国おかし

南国では言わずと知れたエース級おかしです。…らしいです、に訂正しておきます。
食レポするとしたらそうですね、なんでしょう。
「口に入れた途端に南の離島を思わせるような黒糖の豊かな甘みがいっぱいに広がり、パンのような生地に結晶化した砂糖が絡んでいてザクザクフワフワの面白い口あたり」
ですかね…。例えるなら、カステラの茶色い部分を集めたお菓子という感じです。
とかくもまあ、仕送りのダンボールを開いた時にポテチが入っているよりは、よほど風流があっていいですよね。黒糖のお菓子に追い黒糖という異色のコンビもなかなかにいい味を出してます。
これは良きSPM。
⒉はちみつレモン寒天
でました!これです!まさに「おばあちゃんのお菓子」!
道端で転んで泣いている子供に、通りすがりのおばあちゃんが「よしよしいい子だねえこれをお食べ」なんて言って寒天のお菓子をあげる光景なんてもう、人生で何回見たことか!
言葉遣いも服装も古風なキャラクターが、快活で今風なキャラに「おや、腹の虫が鳴いていますねえ。どれ、ここはひとつ、小生が特別にお菓子をさしあげようかな」なんて言って寒天のお菓子を差し出す二次創作の小説なんてもう、人生で何回見たことか!
すみません、わたくし寒天ゼリーを見ると語る口が止まらないのでございますよ。
ああ、寒天ゼリーのせいで言葉遣いがタイムスリップしちゃいました。
味ですか?
食レポするとしたらそうですね、なんでしょう。
「歯を隙間なく包み込むような粘度のある噛みごたえと、風邪をひいた時に飲むホットレモンのような風味の後に遅れて寒天の独特な匂いがくる」
ですかね…。この展開にデジャビュを感じる?気の所為では?
食べ手をタイムスリップさせる古き良きSPMでした。
⒊白花豆の群れ

白花豆、私の大好物です。
あ、ですが、死に際に食べたい程の大好物はオムライスです。よろしくお願いいたします。(なにが?)
どうやら、年末年始で祖父母を尋ねた時に、私がおせちの白花豆をムシャムシャ食べていたのを覚えていてくれたようです。
それにしても大量ですよね。4パックも。一日で食べきりましたけど。
食レポですか、そうですね、なんでしょう。
…この流れに飽きた?うるさいですよ。大人しく聞いていてください。
改めて食レポですが、そうですね、
「いいかんじにぐちゃぐちゃしてるし、甘いし、しょっぱいし、おいしい」
ですかね…。
私が1番この食レポの流れに飽きてるのかもしれません。
とはいえ、本当に好きなものを言葉で表現するのは難しくないですか?
わたしのどこが好き?って聞いて、恋人が具体例を10個以上挙げてきたらそれはもうウソっぱちですから早抜き別れた方がいいです。
何の統計にも基づいてませんが。
なんなら今考えました。
何とも哲学的な気分にさせてくれるSPMでした。
⒋きぬさや
きぬさや、エンドウ豆の1種ですね。
祖父母宅には畑があるので、おそらく育てた物を送ってくれたんだと思います。
そういえば、エンドウ豆には所謂グリーンピースとかいう実を食べるための「実エンドウ」、きぬさやなど本体ごと食べる「さやエンドウ」の2種類があるそうです。
さてここでクイズ!
スナップエンドウは次のうちどれに分類されるでしょうか?
・実エンドウ
・さやエンドウ
・スナップエンドウ
…まあ言わずもがな、スナップエンドウです。
…とでも言うと思いましたか残念。
さやエンドウのうちの1種だそうです。うわ!勉強になりますね。
そんなこんなで豆にまつわるお勉強をしたところで、実食の感想つまり食レポです。
うーん、なんでしょう。
「きぬさやって野菜と豆どっち?」
ですかね。たし蟹どっちなんでしょう、ということで調べてみたところ緑黄色野菜だそうです。健康的〜!
私の健全な食生活を祈ってかきぬさやを送ってくれた祖父母には頭が上がらないどころか胴も上がりません。
一生90°の深い礼をしながら生活してまいる所存です。
知識も栄養も豊富になるSPMでした。
ここで選手全員の紹介が終わりました。
どれも甲乙つけがたい優秀なものばかりでしたね。
されど悲しいかな、大会には勝敗がついてまわるものです。
個性派の南国おかし、古典派のレモン寒天、哲学派の白花豆、知性派のきぬさや。
ユニット組んだら売れるんじゃないですかね。
キャッチコピーは「衆功力あり」。かっくい〜!いや、ダサいな。
上手いのか下手なのか分からない具合に話を逸らし続けてきましたが、もうお別れの時間です。やっとお別れ、の間違いですね。
さて、第1回仕送りっぽいモノ選手権の優勝者は…
はちみつレモン寒天ときぬさやで迷った!
なので投票を募った!

そしたら、はレ寒(はちみつレモン寒天)の票が多数!
よって、はちみつレモン寒天が勝者〜!
と、根拠もへったくれもない完全な偏見によって見事に最SPM賞に輝いたのははちみつレモン寒天でした。
ここまで文字数およそ3200文字、貴重な3200も自分の人生を失ってしまった皆様には心よりお詫び申し上げます。
次こそは、有意義な記事を執筆できるよう全力のZEN–RYOKUで努めてまいります。
以上、文責は変質者ことオカダでした。
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