名前
ボランティアサークルたいようのかい代表
  三浦賢一
生年月日
1981年6月25日
所属
筑波大学工学基礎学類2年
趣味
読書
宝物
友人

<interview>

みなさんは、ボランティアサークルたいようのかいを知っていますか?
今回はたいようのかいの代表、三浦賢一さんにお話を伺いに行きました。

−「たいようのかい」はどんな活動をしているのですか?

つくば市近辺に住んでいる自閉症や、障害を持った子供達と一緒に遊んであげるボランティアサークルです。筑波大、医短を中心に約15人で構成されています。活動には2種類あって、ひとつは18歳以下の子供たちを対象にしたお楽しみ会の開催、もうひとつはもう少し年齢の高い大人の人とキャンプをしたり合宿をしたりする青年部の活動です。お楽しみ会は年6回開催します。子供1人に対して学生が1〜2人パートナーとしてつき、1日一緒に遊んであげるんです。目的は子供たちを楽しませること、そして、自分も楽しむこと。そのためには、入念な準備が必要です。例えばお楽しみ会の内容は毎回自分たちで考えなければなりません。何か食べ物をみんなで作って食べたり、工作をしたり、歌ったり踊ったり…。今までだと、夏はプールで遊んだり、船を作って水に浮かべて遊んだり、パフェを作ったりしました。12月のお楽しみ会ではぎょうざ作りと、ペットボトルロケット飛ばしをやりましたね。当日の成功のためにはミーティングを頻繁に開いたり、ポスターを作ったり、事前の準備が本当に大変なのですが、当日は流通経済大や、つくば国際短期大学、県立医療大、茨城大の方やOBOGの方もお手伝いにきてくださるのでスムーズに会を進行することができます。青年部のほうは、春と秋に1回ずつみんなで遊びに行き、学祭でその活動報告をしています。まつりつくばではお店を出したりもしますし、年齢が近いこともあってプライベートでもとっても仲良くなりました。

−なぜたいようのかいに入ったのですか?

もともと障害者と接してみることなどに興味があったわけではないんです。入学していろんなサークルを見てまわった。そして、その中で一番楽しいサークルがこのたいようのかいだった。ただそれだけなんです。でもたいようのかいに入って本当によかったと思っています。なぜなら、実際にお楽しみ会などに参加すると強く感じるのですが、子供達と学生との関係がまるで「友達感覚」なんです。多くの障害者サークルは障害者と介助する学生の役割がはっきりしていると聞きます。その点たいようのかいは年齢や障害の有無に関わらず、みんながフレンドリーに接しています。そういうところがとても好きですね。そして、なによりもたいようのかい内の雰囲気もとてもいいんです。学生同士が仲が良いから、よい活動ができるのかもしれませんね。

−たいようのかいの活動を通して、楽しいと思ったこと、つらいと思ったことはなんですか?

一番つらいのは、イベントの企画段階です。イベントの直前はミーティング・リハーサル等あわせて週3・4回の活動があったりと、日程的に本当に厳しいです。でも、子供の喜ぶ顔が見たいから、そしてなんといっても自分自身も一緒に楽しみたいから、完璧な準備をしてイベント当日をむかえます。一番楽しいのはやはり当日ですね。子供達みんなが一生懸命夢中になって工作している姿を見ると、あぁがんばってよかったなって心から思えます。それまでつらかったことも忘れられるくらい嬉しいです。あと、つらいというのとは少し違うと思いますが、難しいと思うのは、子供を注意するということです。子供の担当につくパートナー(学生)に言うことは、①楽しく遊ぶ②絶対に目を離さない③子供が悪いことをしたら叱る、という3点です。この中の③はとても難しいものです。もっとも障害者だから難しいのではなく、健常者でも「子供」を強く叱るというのはなかなか難しいことだと思います。自分はまだ厳しく叱ることがあまりできていません。これは今後の自分の課題です。

−たいようのかいに入ったことで、何か自分の中に変化はありましたか ?

ありましたね。始めに言ったように、自分はただ楽しいサークルだったから入っただけで障害そのものには全く興味はなかったんです。むしろ、障害者の方と話すのに抵抗があったくらいでした。でも、さすがに2年もたつと、障害者という特別な枠組みで見ることは全くなくなりました。障害者は、例えば人より話すのが少し苦手だったり人より手足が少し動きにくいだけ、ただそれだけで、付き合ってみると健常者と変わらないんです。一番変わった点はやはり障害に対する興味深さでしょう。入学当初まったく興味のなかった障害ですが、今では障害者介助の手伝いをする「自立生活センター」という団体にも入り活動するほどです。例えば建物や住宅を見たときに、エレベータが設置されているのか、スロープの設備はしっかりあるのかなどが気になります。いわゆるバリアフリーですが、このようなことも以前は考えることはほとんどなかったので大きな変化と言えると思います。また、たいようのかいのメンバーの中には、自分が「自立生活センター」を兼ねているのと同様に、「自立生活を実現する会」や「社会福祉研究会」を兼ねている人もいます。このようにどんどん障害者を介助する活動が広まっていけばいいなぁと思いますね。

−これから、たいようのかいはどのように活動していく予定ですか。どんな組織にしていきたいですか。また、三浦くん自身はどうしていきたいですか。

たいようのかいは20数年の歴史のあるサークルです。しかし、最近人数がどんどん減ってきて、ひとつのイベントをするにも人手が足りません。ですから、とにかく新歓活動をがんばり、人数を増やしたいと思います。そして、代表としては、今の内部の楽しい雰囲気をきちんと保ちながら、さらにもっとフレンドリーなサークルにしていきたいです。また、個人的には、障害そのものの勉強をもっとがんばりたいと思っています。

−最後に、筑波大学生に一言お願いします。

自分はたいようのかいに入って、変わったと思います。みなさんにもこのようなよい変化を味わってほしい。だから、興味ある人はもちろん、今はない人も一度たいようのかいのイベントに参加してみてはいかがでしょうか?子供たちと楽しく遊ぶだけでもなにか感じるものはあると思います。是非気軽な気持ちで参加してみてください。


実は私は以前一度たいようのかいのイベントに参加したことがあります。楽しそうに笑う子供たち、それを嬉しそうに見守るたいようのかいの皆さん。その様子を見ていて私も自然に笑顔になりました。「楽しいから続ける」「喜んでもらえるから頑張れる」そう淡々と語ってくださった三浦さんはこれからもずっとそんな前向きな姿勢を持ち続けていてくれるでしょう。

ボランティアサークルたいようのかいに興味を持たれた方は
一度定例ミーティングに足を運んでみてはいかがですか?

定例ミーティング:毎週月曜日19時〜2B207教室

詳細は三浦賢一さん(eclair1@mint.freemail.ne.jp)まで。

(Yoko)



ご意見・ご感想はこちらEmail:(yoko@tsukunavi.com)まで